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令和5年度エコパートナー環境学習等業務委託で行われた事業について

問い合わせ番号:17237-7603-4335 更新日:2024年 8月 20日

 本市に登録しているエコパートナーに対して実施している、エコパートナー環境学習等業務委託事業の活動報告です。ぜひご一読いただき、皆さまの環境活動の一助としていただければ幸いです。

令和5年度 エコパートナー環境学習等業務委託

活動テーマ(1) 環境教育 市民協働

~四日市の海でアサリを育成しよう~
豊かな海の実現を「自分ごと」として考える講座等運営業務委託

 報告書サムネイル 

▶詳細はこちら(PDF/9MB)

 概要 

◆事業の目的

 四日市の海でケアシェルネットを使ったアサリを育成する取組みを通してより豊かな海を実現することを自分事として考えられる市民を育てる環境教育を行うことを目的に、この事業を実施する。
 さらに、かつて公害の海ととらえられた四日市の海に市民の集う里海として持続的に楽しめる新たな場をつくり、四日市市漁業協同組合との協働で、漁業の活性化や浜に市民が集う地域の活性化のきっかけとすることも副次的な目的とする。
 

◆実施方法

(1)2回の講義
 四日市市農水振興課職員より、四日市の漁業についてお話しいただき、四日市の漁業の現状を知る。また、四日市自然保護推進委員会、漁師さんたちに、四日市公害による水質汚染の歴史を経て、かつての四日市の海の環境と現在の環境の変化について伺う。

(2)ケアシェルネットによるアサリ育成体験
 アサリが減少している中、私たちが取り組んでいるケアシェルネットによるアサリ育成について、経緯や活動内容について解説を行い、参加者とともにケアシェルネットの作成と設置を行う。砂利4:ケアシェル1の比率でネットに入れ、混ぜあわせ、ケアシェルネットを1家族1袋作製し、埋没防止のネットの上にケアシェルネットを設置する。
 

◆事業の結果、考察

 2回連続して講座を開催し、講師とともに1度目の講座での段取りや内容の見直しを行い、2回目の講座では、講座の時間配分を考慮し、話す内容のすり合わせを行ったり、ネット作成や観察時の準備の仕方などを改善しブラッシュアップしたプログラムを作ることができた。

 講座では、四日市公害の歴史を経て、企業や行政、市民が環境改善に取り組むことにより、きれいな海を取り戻したが、漁業ができる豊かな海になっていないことを知ってもらった。
 そのうえで、実際に浜にでかけ、生き物を観察したことで、参加した小学生からは、「やはり、アサリが少ないということが分かった」という声が聞かれた。
 体験を通すことによって、知識が生きたものになることが実感できた。

 また、ネット内の生き物や浜辺の生き物の観察を継続的に行ったことにより、アサリや他の生き物の生息環境を推測し、ネットの置く位置や管理方法などがわかってきた。海の環境を学ぶことや、環境保護の取り組みを行う上で、モニタリング(継続的な観察)が非常に重要だと考えられるため、市民とともにモニタリングを継続していくことが重要である。
 

◆おわりに

 伊勢湾の水産資源の大規模な復興事業が進行している中、私たちの市民活動が三重県の取り組む伊勢湾全体のきれいで豊かな海づくりの一助となり、海の環境問題を自分事としてとらえることができる機会として市民が集う場となるよう、今後も試行錯誤をして取り組みを続けて行きたいと考えている。
 今回の事業で、市民の興味を引く取り組みであることがわかったが、継続して取り組んでいただくことの難しさを感じている。今回の試みを通して見えてきた課題と成果を生かして、今後もこの活動を継続発展させていきたい。

このページに関するお問い合わせ先

環境部 環境政策課
三重県四日市市諏訪町1番5号(本庁舎5F)
電話番号:059-354-8188
FAX番号:059-354-4412

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