9月24~30日は結核・呼吸器感染症予防週間です
問い合わせ番号:17236-8143-2812 更新日:2024年 9月 5日
厚生労働省は、毎年9月24日から30日までを「結核予防週間」と定め、結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることとしています。
一方で、新型コロナウイルス感染症をはじめとした呼吸器感染症の脅威が再認識されており、呼吸器感染症に関する知識の普及啓発を図るため、今年度から「呼吸器感染症予防週間」が新設され、「結核予防週間」と同期間に実施することになりました。一人ひとりが予防の意識をもって感染症対策に取り組みましょう。
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3.結核について
「予防しよう 身近な呼吸器感染症」<令和6年度 呼吸器感染症予防週間標語>「結核はまだまだ身近な病気です」<令和6年度 結核予防週間標語>
- リーフレット(PDF/224KB)
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ポスター(PDF/206KB)
呼吸器感染症について
呼吸器感染症とは、結核やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの総称です。新型コロナウイルス感染症をはじめとした”呼吸器感染症”によるパンデミック(世界的な大流行)の歴史を振り返ってみると、呼吸器感染症による世界的大流行は繰り返されています。また、これからの時期は、気温が低くなり、空気が乾燥することで気管支やのどの粘膜がデリケートになり、”呼吸器感染症”が増加します。有効な対策として共通しているのは、こまめな手洗い・手指消毒、換気、場面に応じたマスクの着用です。ひとりひとりが呼吸器感染症に対する予防方法を身につけ、対策に取り組みましょう。
予防方法
手洗い
ドアノブや電車のつり革など様々なものに触れることにより、自分の手にもウイルスが付着している可能性があります。外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗いましょう。
咳エチケット
咳やくしゃみのしぶき(飛沫)には、ウイルスが含まれている可能性があります。他の人にウイルスをうつさないために、咳やくしゃみをする場合は、咳エチケットを心がけましょう。
重症化リスクの高い方への感染を防ぐため、医療機関・高齢者施設等を訪問する場合や、混雑した電車・バスなどの公共交通機関を利用する場合には、マスクの着用が効果的です。
マスクの表面にはウイルスが付着している可能性があるため、はずすときは、なるべくマスクの表面を触らないように、ゴムひもを持ち、顔から外しましょう。
換気
- 空気の流れができるよう、2方向の窓を数分間程度、開放すると効果的です。 換気回数はこまめに確保しましょう。
- 必要な換気量を確保できない場合、扇風機や換気扇を併用すると効果的です。
結核について
結核は昔に流行した病気だと思われがちですが、今でも日本では年間10,000人以上が新たに結核と診断され、そのうち約1,500人以上が命を落としている病気です。新規結核患者は、高齢者に多く、およそ7割が60歳以上となっています。また、特に若年の外国生まれの患者の割合が増加しており、20-29歳の新規患者の8割以上を占めています。
結核の主な症状は、咳、痰、微熱、だるさなど、「風邪」の症状とよく似ています。
結核と風邪との違いは、これらの症状が長引くことです。
結核は、発症後早期であれば周囲の人に感染させることはまれですが、症状がはっきりしないことが多く、気がつかないうちに進行してしまうと、家族や友人等に感染を拡大させてしまいます。
結核の早期発見・早期治療のために、症状があるときは早めに医療機関を受診しましょう。
結核は空気感染する病気です
結核とは、結核菌という細菌が体の中に入ることによって起こる病気です。
結核菌は主に肺で炎症を起こすため、初期症状は、咳、痰、発熱、呼吸困難など、風邪と似ています。
くしゃみや咳をしたときに菌が空気中へ飛び散り、それを周りの人が吸い込むと感染します。
しかし、結核に感染しても、発病するのは10人に1~2人程で、残りの人は、免疫力により結核菌が生涯体の中で眠った状態で過ぎます。また、発病しなければ他の人に感染させてしまうことはありません。
ただし、加齢によって免疫力が低くなると発病しやすく、四日市市でも、結核と診断された人の半数以上は高齢者です。
結核は過去の病気ではありません!
結核新登録患者数 | |
全国 (R5) |
10,096人 |
四日市市 (R4) |
20人 |
四日市市 (R5) |
31人 |
結核を予防しましょう
結核の予防には、普段から健康的な生活を心がけ、免疫力を高めておくことが重要です。
- 十分に睡眠をとる
- 適度に運動する
- バランスのとれた食事をする
こんな時は医療機関に受診しましょう
- 2週間以上の長引く咳、痰が出る
- 痰に血が混じる
- 微熱が続く
- 全身のだるさが続く
- 胸痛が続く
受診が遅れることで重症化し、周囲の方へ感染させてしまうリスクが高まるため、早期発見・早期治療が重要です。
年に1回は胸部エックス線検査を受けましょう
早期発見のためには、胸部エックス線検査を受けることが大切です。
感染症法により、65歳以上の人は年に1回の胸部エックス線検査を受けることが定められています。市の肺がん検診を受けていただくと、結核健診を同時に受診できます。詳しくは、健康づくり課へお問い合わせください。
BCGは赤ちゃんを結核から守る予防接種です
こどもの結核予防には、BCGワクチンの接種が効果的です。
定期予防接種の対象は1歳未満の乳児です。詳しくは、こども保健福祉課へお問い合わせください。
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